在庫切れ
火を焚き、蜂蜜を舐め、星空を眺め、深く眠り、朝露の草原に立つ時間。土地の水を飲み、ひんやりとした空気を体の奥深くまで吸い込む。体の組成がここに馴染んでいく。いつの間にか、濃いけものみちができていた。
群馬・北軽井沢を訪れた文筆家・安達茉莉子が、そこに暮らす誰か、そして誰と交わすことなく生まれた言葉を綴った随想録。